まずクリアしている時点で、一定以上の面白さはある。
そのうえで、めちゃくちゃ面白いところとめちゃくちゃつまらないところの差が激しい。
いいところと悪いところが表裏一体で評価が難しい。
たぶん皆、面白いんだけど惜しい。という感想に帰結していそう。
シナリオ
シナリオの本筋はよかった。
テーマも一貫していて作りたいものが伝わってきた。
ただ、話の持っていき方が一部雑すぎてびっくりした。
そりゃあゲンマも理解するのやめるわ。
戦闘
基本的にここに魅力を感じないとスカネクは合わない。
テイルズ オブ ベルセリアが好きならオススメできる。
ただ、面白い戦闘とつまらない戦闘の差がでかすぎる。
面白い戦闘はBGMと相まって、鳥肌が立つレベルで面白い。
つまらない戦闘は敵のパターンを見切ってその通りに動くだけのタイプ。
某ゲームの体験版もこんな感じだったが、これ系統って根本的にやってることマリオ3から何も変わってないじゃん。
あげくマリオ3のボスを数十回踏まないと倒せないとか面白いかそれ？
これは面白い戦闘
戦闘中に目まぐるしくBGM変わるのアツすぎる（ちょっとネタバレあり） #SCARLETNEXUS #XboxShare pic.twitter.com/BdXGqttMnL
— mejirot🦀 (@music_t) 2022年2月13日
BGM
文句なしで良かった。
1曲1曲のメロディーラインが耳に残る。というよりは、欲しいところに欲しい音楽が来ていて、ゲーム音楽としての一体感があった。
次回作で何とかしてほしいところ
ミッション
わざわざ街にいってミッションを出す人を探して受注しなければいけない旧時代のシステム。
しかも、それ以外に街に行く理由はほぼない。
さらに、これとは別にチャレンジというのがある。
じゃあチャレンジだけでいいじゃん...（アプデで追加されたものらしい）
というか、個人的にはトロフィーや実績があるんだから、こういう類いらないと思う過激派。
何個あるか知らないが、結局4つしかやってない。
スタンバイフェイズ
よくない。というよりもったいない。
スタンバイフェイズという区切りをつけてしまうことで、そこが辞め時になっちゃう。（特に世界観に没入するまでは）
また、絆エピソードはやってもやらなくてもいい。というスタンスっぽく見えるが、やらないとスカネクの魅力は半減するといってもいいくらい重要。
もう実質これエンディングだろ。って内容もあるので、絶対やろう。というか、絆上げとかないと戦闘もきついが。
本筋に組み込むと話がとっちらかっちゃうから、という理由なんだと思うが、まぁもったいないな、と。
敵
敵の種類が少ない。
中盤は雑魚戦ほぼ同じことの繰り返しでちょっと飽きる。
また、種類が少ないのに名前を覚えられない。
一応エネミー図鑑はあるんだが、いちいちチェックしないし...
単純に覚えにくいっていうのと、怪異の固有名詞をキャラクターが一言も発しないから、頭に残らないんだと思う。
ターゲットの切り替え
これは単刀直入にターゲットの切り替え時にディレイを入れてほしい。
うまくターゲットを切り替えられないで即ゲームオーバーが2,3回あった。
フォトモードの充実
アプデで後から追加しただけでも偉いといえば偉いんだが、スパイダーマンとかHORIZONと比べちゃうとおまけ感がある。
ポーズとかつけられるとうれしいね。
まとめ
文句多めな感じがしちゃうけれど、カサネ編もやろう、と思うほど気に入っている。
ベースはすごくいいし、もっと面白くなる可能性を秘めているので次回作も期待している。（あるかは知らんが）
製作者も自信をもってリリースしていると思うし、自信をもっていい出来だとも思う。
ただ、どうしても旧時代のシステムに引っ張られているところが気になるので、SCARLET NEXUSというジャンルを作るくらい突き抜けてほしい。
