Cubaseで疑似的に停止と一時停止を共存させる方法

前置き

SONARユーザーのお困りごとtop10に入るであろう、Cubaseで停止と一時停止を共存させられない問題。
ここでいう停止と一時停止の定義は以下の通り

  • 停止 : 停止ボタンを押すと再生開始位置に戻って止まる。
  • 一時停止 : 停止ボタンを押すとその場で止まる。

一応、どちらか片方だけの切り替えは編集→環境設定→トランスポート→停止時に開始位置に戻る のチェックの有無で制御できる。
が、我々は作業の内容によって切り替えたいのである。いちいちこんなチェックを付けたり外したりしていられない。

やり方

結論:マクロと左ロケーターを使う。

まず、前置きに書いてある「停止時に開始位置に戻る」のチェックは外しておく。
これにより、spaceキーを押すと「一時停止」になる。

次に編集→キーボードショートカットでマクロを表示ボタンを押す。(わかりにくすぎでは?)
ここでマクロを登録する。
マクロの内容は以下

  • トランスポート・停止
  • トランスポート・左ロケーターへ移動

登録すると上ウィンドウのコマンドのところに登録したマクロがあるので、そこでCtrl + Spaceなりをショートカットキーとして割り当ててあげればいい。
これにより、Ctrl + Spaceを押すと「その場で停止して左ロケーターに戻る」動作を行う。
ここで、疑似的といった理由があるのだが、そう、左ロケーターを設定しておかないとできないんだ、すまない...
ちなみにデフォルトだと今の位置に左ロケーターを設定するのはCrtl + num1 つまり、再生する前にCtrl + num1を押して、左ロケーターを移動させておかないと期待するような停止はできないよ。ということ。

ここまでの作業でマクロ登録に対してわからないプロセスがある場合、下記の動画を見れば何とかなるはず。

youtu.be