ワールドトリガー246話、247話感想(ネタバレあり)

ワールドトリガーは単行本派なんだが、最新話が気になりすぎてジャンプSQを買ってしまった。

失敗を認識するということ

人は『失った物』を確認することで失敗を認識できる。

目標達成の期限を決めなければ、成功か失敗かの判定を無限に先送りすることができる。
成功すれば返ってくるのだから、まだ何も失っていないと思い込むことも可能。

刺さりすぎて泣いちゃう...
失敗を認識しないということは、現実的な反省や改善が見えてこない(『足踏み』)というのも確かに。

ただまぁ仕事とプライベートで失敗を認識するしないは難しいラインだよなぁ。
仕事だと失敗を認めた時点で評価が減点されるから「失敗はしていないが?」と対外的にアピールせざるを得ない。
ただ、それは足踏み状態への入口であって、避けるためには失敗の認識は自己の中で完結させるしかない。
もしくは、失敗しても減点にならないようにするか。

減点ことが失敗の認識足るものだ。と言われればそうなんだが、全員がそういうスタンスではないから、外部から受けるダメージを勘定してしまうと普通に自分が損するだけなんだよな。

一方、プライベートで期限決めてそんなストイックにできるかっていうとかなりきつい。
まぁ高めたいならやるしかないんだが。

失敗を鬼の首を取ったかのように攻撃してくるSNS文化とも相性が悪いので、やはりこのサイクルは自己の中で完結させたい。

外に『答え』を求めがちな原因

自分を変えてくれる『何か』は本当に存在するのか?
現実から目を逸らして、あやふやな飛躍の可能性に期待し続ける。これは典型的な『足踏み』だ

わァ…あ…

基礎を学ぶ機会がなかった

そういってくれるヒュース君は優しいな。
努力が足りない・才能がない。ではなくあくまでも機会がなかったからできないだけ。

足し算や掛け算を知らない人間が高度な算術に挑んでいるようなもの

これは前の部署にいた時、ほぼほぼ同じ例えでメンバーに対して思ってた。
四則演算ができてないのに因数分解をやろうとするな、出来るわけねぇだろ、一つ一つ積み重ねていけ、と。

外に『答え』を求めがちなのはこのあたりに原因がある

そこまでは考察できていなかった。
自己に対しても外に『答え』を求めがちな時は逃げに走っていないか自問自答したい。
外に『答え』を求めがちな人に対しても、逆算してそれとなくステップを刻むよう誘導したいものだが、相手を尊重したうえでこちらから提案するのはまぁむずいよね。
自分で気づいてほしいところだが。

ステップを刻み、実践することが努力

その行動を努力と呼ぶ

ステップを刻むこと自体は仕事では普通にやってたし、それができない・やろうとしない人間を理解できなったが、なんかすごくうまく言語化してくれたな。

それでも壁を一つも越えらんなかったら、救いようがねえ無能ってことの証明じゃねえか

泣いちゃうが?

『自転車に乗れる』という事実が示すのは、おまえは元々できなかったことが訓練次第でできるようになる。ということだ。

フォロー優しすぎか?

ヒカルの碁

もともとの性格なんて関係ない。習得できる技術さ、こんなもん。

ふと思い出した。
出来ないことをもって生まれたものとして片付けてしまうのは楽なんだが、どうしてもやらざるを得ないときそれはあくまでも技術であると認識することで、苦手なりにも身に着けることができると思えるいい言葉だと思う。
ヒカルの碁、二大名台詞。
もう一つは

"明日のアイツ"はきっと気づく